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今更(社長)
『なに、どったの?』
と、冷えピタを貼って顔を赤くしたシバが出てきた
「どったの?ってお熱出たんだろー」
ほら、と買ってきた物をシバに見せて
靴を脱いで上がると
ダラダラと俺の後ろをついてくるシバ
『なんで知ってんの、熱出たこと』
「あきらくんから聞いた」
『あいつ。助けてくんなかったくせに』
「あきらくん今出張行ってっから」
とりあえず買ってきた物を冷蔵庫に入れているとシバもすぐ後ろを付いてきて
「寝てれば?なんか食う?」
『くう』
「何してた?」
『ソファで寝てた』
「ベッドで寝ろよ」
『ベッドで……おしっこ漏れてベッド使えなくなった』
「ええ?おねしょした?」
『起きたけど漏れたんだよ』
「へえ、熱出て我慢できなくなってんのか?」
『違うし』
「ベッドどうしたの?お前おねしょシーツ敷いてんだろ?」
『だるいから、そのまま』
と、シバはソファに座って横になる
また漏らしたら困るか、とそのままシバのスウェットを脱がせると
パンツは履いていなかった
「お前パンツは」
『さっき、汚れたから脱いだ』
たしかに、上下違う色のスウェットを着ていて
「なんかおしっこの匂いすんな。拭いてない?」
『適当に、した』
だるくてシャワーあびる元気はなかったのだろう
拭いてやろ、と
『なに?えっちしにきたの?』
「ちげえから」
と、濡らしたタオルで下半身を拭いてやって
おむつを腰の下に敷く
『おむつやなんだけど、なに?エッチは?』
「やじゃないだろ。熱出たらお前すぐ漏らすし」
『そんなの、むかしの話じゃん』
「だってさっき漏らしたんだろ」
『…、それは、』
「それにお前のちんぽ熱でふにゃちんじゃん」
と、ふにふに、と少し触ってやると
むっとしたようにシバは自分のちんぽを握る
『ふにゃちんじゃねえし。しこしこしたらおっきくなるから』
と、自分でごしごしとちんぽを擦りだして
なにやってんだよ、と思ってたら
ポケットの中で携帯が振動したから取り出して確認すると
おしっこチビったスーツってどうやってキレイにします?
と、謎のメッセージがヤナギからきて
なに事だ、と少し考える
何?漏らしたの?
と、少し迷って返信すると
漏らしたっていうかチビったんです
と、まぁ全体的には濡れていないという事だろう
いや、どういう事だ?
今日はヤナギとあきらくんは名古屋に出張に行っているはずだ
熱めの濡れタオルでトントンして消臭剤とかかけとけば。とりあえず応急処置
帰ったらちゃんとクリーニング出せよ
と、返信をしていると
『なぁあー、なに?どうしたの?』
と、自分のちんぽをしこっていたシバは不満そうに見てくる
「ヤナギとあきらくんが今出張行ってんだけどなんかおしっこ漏らしたっぽい」
『どっちが?』
「ヤナギは漏らさねえだろ」
ほら、とちんぽを弄っていた手を離させて
おむつを付けようと前を閉じたが
「シバ、薬飲んだか?」
『のんでねえ。効かねえもん』
「じゃあ入れてやるから尻だせ」
と向きを替えようとしたら
『や。つかあきらくん冷たいと思ったらヤナギさんと一緒に出張行ってんだ』
と、意識が逸れた所で薬を突っ込もうとしたが
絶対嫌だとばかりに身体を動かさないから
「ふにゃちんしまうぞー」
と、諦めてシバの手を外させて
おむつで蓋をしてやると
『あ』
と、シバが少し声を出すとすぐに
ちょろちょろっとおむつの中から水の音が聞こえる
「なに?おしっこ?」
と、そっとおむつを開いて覗くと
勢いの無いおしっこが
ちょろちょろと零れていた
「ほら、やっぱりすぐ漏らすじゃねえか」
『や、見るな』
「動くなよ。零れちゃうから」
『んんっ、』
熱で体がだるいのか
諦めたようでその場で少し身体を震わせながら
はぁ、と熱い息を吐くシバ
『…ぜんぶ、出た。おむつ替えて』
「おう、替えるな」
と、そっとおむつを開くと
そんなに量はなかった事が分かり
軽く拭いてやって新しいおむつを出す
『…情けないからお前には見られたくなかったのに』
「今更だろ」
『今更じゃないし……だから、あきらくんに連絡したのに』
「タイミングが悪かったな」
『情けない』
「熱出てんだからしょうがねえって。薬入れるから大人しくしてろよ、ほら、脚上げて尻出して」
『……、やだ、恥ずかしいから』
「それこそ今更だろ。何回ここに入れてると思ってんだよ」
シバは脚を上げないから
よっこいしょ、と身体を横に転がして
片方の尻臀を持ち上げ穴を見えるようにする
『ちょ、やだって』
「薬入れないといつまでたっても治んねえぞ」
と、後ろをフニフニと撫でるが力を入れているようで硬くつぼまっていた
『んん、や、熱出て辛いからやめて』
「だから楽にしてやろうとしてんだろ」
『だって、薬入れられんのやなんだよ』
「やじゃねえ。ケツから入れんだから苦くねえだろ。我慢しろ」
『や、恥ずかしいから見んな』
と、手で隠そうとするけどすぐに手を退ける
「恥ずかしいならさっさと入れるから大人しくしてろ」
そのまま
ふっ、と少しだけ息をかける
『や、』
「大人しくしてねえと舐めるぞ」
『やだって』
「じゃあ大人しく力抜いて。ほら、入れてやるから」
『んん、』
ふにふに、ともう一度軽く押すと
さっきより力を抜けていて
『早く入れて』
と、入れられる覚悟が出来たらしいからそのままつぷりと奥まで薬を入れてやる
『っんん、はいった?』
「入ったよ」
『じゃあ恥ずかしいから早くしまって』
個人的にはもうちょい見ていたいが
風邪が悪化したら困るから
さっさともう一度服を着せてやると
『恥ずかしかった』
と、言いながら毛布には再び包まる
よしよしと何度か撫でたあとに
ベッドを片付けに行くか、と立ち上がる
『なぁ、……帰っちゃうの?』
「いや、まだ帰らねえけど」
『どこ行くの?』
「ベッド。片付けに行くけど。片付けたらお前もそっちで寝ろよ」
『……なぁ、』
「どうした?」
『……ありがとう、きょうへい』
「おお、」
なんだ今更改めてそんな事言うなんて
熱で弱ってんだな、
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