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第21話
着くなり、緋山が出迎えてくれる。
そして、現在の状況、詳細を聞く。
俺のいる真田組は正真正銘、極道もといヤクザだ。でも、脅しや犯罪などはしていない。
それに、組とは別で俺は会社の社長もしている。
そのため金はある。
1人に逃げられたところで、どうって事ない。
だが、今回のやつは金の回収に来た組員を襲い、重症を与えたらしい。
俺は組員を傷つけられて黙っている組長ではない。
落とし前はきちんとつけさせる。
事務所の中は収集された組員が来ていた。
「「「お疲れ様っす」」」
声を揃えて挨拶される。
「ん、で、やられたやつの状態は?」
「はい、現在病院に搬送されている途中です」
「そうか」
「はい」
どーすっかなぁ
「とりあえず、お前ら半分は逃げたやつの捜索しろ。厳選は緋山に任せる」
「「はい!」」
「あと数人は病院行って状態の説明聞いてこい」
「「はい!」」
「あとは残ってろ」
「「はい!」」
「最後に、赤城と叶は残れ」
指示を一通りした。
組員は捜索しに外へ行く人、病院に行く人、事務所に残る人とバラけて行った。
この部屋には俺と赤城と叶の3人しかいない。
赤城と叶は組の幹部だ。
「「なんでしょう?」」
「俺は事が解決するまではここにいる。だから2人は俺のマンションに行け」
「「マンション?」」
2人して首を傾げる。
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