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第41話

「あの、俺買って来ましょうか…?」 赤城さんが名乗りでる。 「是非っ!お願いします!」 俺は元気よく答えたが… 「いい、買うなら俺が買う」 「なら今すぐ買ってきてよ」 「今度ね」 今度っていつだよ! 俺は今着たいんだよ! それから買ってと何度言っても聞いて貰えずそのまま匡と緋山さんは出ていってしまった。 「そんなぁ〜、俺シャツ1枚なんだけど…」 「若の服勝手に来たらどーだ?それかシーツとか巻いとくか??」 叶さんが提案してくれる。 いーじゃん!匡のジャージでも借りよ! 「叶さんありがとう!」 お礼を言って俺は匡のクローゼットへと向かった。 ガサゴソと棚を開けて履けそうな物を探す。 「んー、これでいーか。」 俺が手に取ったのは下着と黒いスウェット。 どちらともサイズはデカいがないよりはましだろう。 それらを身につけて2人の居るリビングに戻った。 「でさ〜、あっ!おかえりっす!」 「あったか?」 「ただいまです!ありましたぁ!」 2人で談話してたようだが俺に気づいて話を辞めた。 匡がいる時は堅い敬語だったけど俺には気さくに話してくれる。 急に連れて来られた俺にはとてもありがたい。 それから色々お話して、お昼はケータリングを取った。

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