赤城さんと叶さんは匡に強く出れないらしい。 2人とも苦笑いで 「そっ…すね…」 なんて言ってる。 その中緋山さんだけは強気だった。 「社長、それは気持ち悪いですよ？」 緋山さんよく言った！ やっぱりキモイよね！うんうん！ 「いーんだよ、俺のだもん。もうお前ら帰れ」 3人は匡にしっしと追い返されてしまう。 あっ、俺お礼言ってない！ もぞもぞと匡の腕の中から抜け出して玄関まで行く。 「赤城さん、叶さん、話せて嬉しかったです。ありがとうございました！緋山さんも沢山の洋服ありがとうございます！気をつけて帰ってくださいね」 お礼を言って、笑顔で手を振る。 「おう、またな！」 「またっす！」 「こちらこそ社長がすいません…では」 上から叶さん、赤城さん、緋山さんが返してくれた。 3人が去った後、リビングに戻ると沢山あったショッピングバックは無くなっていた。 「あれ、服は？」 「片付けた」 「えっどこに！」 ソファを眺めていると後ろから匡が部屋から出てきた。 どうやら服は隠されてしまったらしい… 多分言っても着させてくれないだろうなぁ〜 「風呂上がりは着せてやるよ」 「本当に！やったぁ」 風呂上がりは湯冷めするから着させてくれるらしい。 「てことで風呂行くぞ」 「いってらっしゃ…えええ！」 見送ろうとしたら担がれた。