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第46話

「え、ねぇ、ちょっと!」 抵抗したがあっという間に脱衣場に着いてしまった。 「俺後で入るから!ねぇ、聞いてる!?」 「うんうん、脱ごうね〜」 絶対聞こえてるのに俺の意見は無視だ。 それに匡の手は俺のシャツのボタンを外している。 シャツ1枚だから直ぐに脱がされてしまう。 「ねぇってば!」 「うんうん〜」 匡自身もさっと服を脱いでしまって風呂に押し込まれる。 「うわっ、ちょっと!」 俺さっきからちょっと!しか言えてない… 「座って座って〜」 イスに座らされる。 匡は俺の後ろに来てシャワーを持っている。 「目ぇ瞑って〜、流すよ」 「俺自分で洗う!」 「ダメ」 「なんでっ!…うわっ、」 話してるのに水をかけられた。 こーなると黙るしかない。 流し終えたらしく、シャワーが止められた。 「もういい!自分でやる!」 「ダメ、俺がやる」 そう言ってわしゃわしゃ俺の頭にシャンプーの泡を広げていく。 「こーゆーのってさ、俺が奉仕するんじゃないの?」 「奉仕したいの?」 「なわけ。けど立場的にさ、俺拉致られた身だよ?」 「うん、拉致って俺が管理する。」 え、この人真顔で何言ってんの? 「ふ、ふー…ん」 「流すよ〜」 「わぷっ!…」 もうちょい早く言ってよ! 口の中シャンプー入った!苦い! 「うぇ〜…、ぺっぺっ」 「口閉じてないから〜」 理不尽!

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