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第50話

やっぱり広いお風呂っていいよね… そんなことを考えてたら匡が来た。 「寄って寄って〜」 「なんだよ、あっち行け」 俺の足元の方は空いてるのに何故かこっち側に来た。 「セイはここ〜」 「わっ、ちょっと!」 匡は俺の脇腹に手を入れて足の間に座らす。 軽く持ち上げられたのはこの際いいとして、この体制やばくね? 緋山さん達がいる時はまぁ、服来てたし? けど!今は風呂場! 俺裸!匡も裸! つまりは、匡のアソコがね? 俺のね?ケツに当たってる… 「この体制やだ!」 「だめ、俺はこれがいい」 暴れるが離してくれる気配はなく、湯船の湯が溢れて行くだけだった。 これは俺が折れるしかないのか…? あっ!いい事思いついたっ! 「この体制でもいいけど、変な事しない…?」 「変な事って?」 「っ!……分かるだろ!」 「分かんなーい」 あーもう!絶対分かってるでしょ! 何あの分かんなーいって! あー、ウザイウザイ 「いい、もう俺あっち行く」 俺は諦めて匡と反対側に行こうとした。 「だーめ」 …行けなかった。しっかり腰をホールドされてました…。 「で?変な事って?」 言うまで聞かれそう… しぶしぶ小さい声で… 「…さっきみたいな事…」 「ふーん、立ちバックとかダメ?」 「ばっ!?…はぁ!?…そんな事やんな!」

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