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第57話
ちゅんちゅんと言う鳥の鳴き声で目が覚めました。
おはようございます
てか、俺またやったわ…
ドライヤーの途中から記憶ないもんね…
はぁ、なんでこんなに寝ちゃうんだろ?
それだけ安心しきってるってこと?
しかもこのうさちゃんパジャマの寝心地が良すぎる!
ピンクのもこもこなんてって思ってたけどすっごい寝やすい!
毛布に包まれてる感じ。
これは2度寝コースですわぁ〜
「起きたか?」
「寝てる」
2度寝に入ろうとした時にちょうど匡がドア越しに話しかけてきた。
「起きてるでしょ、ご飯あるからこっち来て」
「んー」
「叩き起こされたい?」
「…行きマース」
そんなやり取りの末俺はリビングに出た。
またご飯が用意されてる。
「いただきます」
2人して食べる。
「今日も仕事?」
「うん」
「おけ、頑張って」
「ん」
匡は仕事らしい。
極道と仕事って違うのか…?
そーいえば緋山さんも社長って呼んでるし…
んー、分かんないなぁ
「匡ってどんな仕事してんの?」
「俺の事は気になるの?」
「いや、別に…」
「じゃー、ナイショ」
口に人差し指を当ててウインクまでしてきた。
なんかいー感じにはぐらかされた…?
まぁ、いいか、
匡が何の仕事してようが俺には関係ないしね。
たわいない話の後で匡は仕事へと出ていった。
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