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第61話

って来たはいいものの… 俺料理できないんだよねぇ〜… せめてスマホがあればレシピ調べられるのに… キッチンの周りを見渡すけどレシピ本っぽい物は置かれてない。 俺は冷蔵庫を開けては閉めてを何回か繰り返し… 「やめよ」 さっさと料理をすること自体を諦めた。 諦めが早い? 仕方ないよね、レシピないんだもん。 俺はまたソファへ引き返した。 てかさ、スマホくらい持たせてくれても良くない?? 俺もう逃げる気ないのにさぁ… 後で交渉してみよーっと! そう思ってまたソファでゴロゴロする。 「あがったからセイも入って」 「はーい」 タオルで頭を拭きながら出てくる。 しかもハーフパンツのみで、上半身は裸だった。 匡のを見て、俺の身体とを見比べる。 はぁ… どーせ、俺は腹筋なんて割れてませんよぉ〜 「フッ」 匡に鼻で笑われたんだけど?何? 「何?」 「いや、…フフっ」 「だから何ってば!」 「腹筋なくても俺は好きだよ?」 …っ! 顔に出してないと思ってたのに、もしかしてバレバレ、? うっわ、はっず! 「〜っ!風呂っ!」 俺もう逃げる様にお風呂へ向かった。

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