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第84話

匡が電話で席を外したため俺は1人になる。 マップを見て時間を潰す。 …………おっそい! 電話ってそんなにかかる? 俺マップ2回目読み終わっちゃったよ? ちらっと匡を見る。 …笑ってるし、、 なんか笑ってる匡が無性にムカついた。 だから少し離れてる匡の前に行き、「お、そ、い!」と口パクで言ってやった。 匡は俺に気づいき、俺の頭に手をおいてわしゃわしゃする。 そして手を乗せたままでまた話始める。 俺の頭は手を置く所じゃないんですけどぉ〜! てか、俺話聞いてて言い訳? 「んー、それはまた今度な」 「今外なんだよ」 「あー?駅前のショッピングセンター」 「まじ?連れいるけど」 「おー、分かった」 相手の声は聞こえないけど匡の話てる事は聞こえる。 連れって俺の事だよな…? 「じゃ、後で」 「ん、」 電話は終わった。 「これから行きたい所あった?」 「いや、特になかった。」 「そ、じゃあちょっと付き合ってというか待っててくれる?」 「別にいーけど、何?」 また待つのかぁ〜 「さっきの電話の奴が近くにいるから会いたいって言っててさ」 「あーね」 「俺はあいつにセイを会わせたくないの、だから近くで待ってて貰ってもいいか?」 「分かった」 どーやら誰か来るらしい。 てか、俺を会わせたくない相手って何?

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