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第105話

「匡〜?上がったよぉ」 リビングに移動してた匡に上がった事を伝える。 「んー」 曖昧な返事。 手元を見るとタブレットで真剣に何かを見てる。 せっかく俺が2回もお風呂に入ってやったのに何してんだよ ムッとして話しかける。 「何してんの?」 「仕事の資料」 「ふーん」 じゃ、仕方ないや… 「読んだらお風呂入りなよ」 「うん、もう入る」 そう言ってお風呂に向かって行った。 匡side 逃げ出したセイと話をした。 俺が嫌で逃げ出したのかと思ったが、逆だったらしい。 しかも凛花との事を気にして身を引くとか。 可愛い 好きって言われた時のセイの顔を思い出してにやける。 それから凛花と婚約解消するって言った時も嬉しそうにしてた。 両思いならもう恋人だよね。 あー、やっと俺の物になってくれた。 頭の中はセイでいっぱいだ。 考えるだけで下半身が熱くなってきた。 あー、やばい。 冷やそ。 頭からシャワーを浴びて落ち着かせる。 でも、待てよ? 冷まさなくても良くないか? 晴れて恋人になったんだ。 そういえば、逃げ出したからお仕置きもしたいし。 今日ヤるか。 盛すぎ?普通だよ。 あと逃げ出したセイが悪い。 可愛い顔するセイが悪い。 ササッとお風呂から上がり、紙袋を持って寝室へ。 「セーイ、こっち来てぇ」

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