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第107話

「ちょっ!近づくな!」 「恋人に近づくなって酷いねぇ〜」 そんなことを言われても俺は自身の安全をとる! 「俺ね、セイが逃げ出して悲しかったんだよ?」 「それはごめん!でも離れよ?」 「だからね?ちょっとお仕置きするね」 「聞いてる!?」 俺の話を聞かずに俺の体に体重をかけてくる。 「これセイに使いたかったんだぁ」 「なんだよそれ」 「気持ち良くなれるものだよ」 俺の上で紙袋を漁りながら匡が言う。 嫌な予感しかしないけど…? ガサゴソと音をたてる。 「前はローター2個とコックリングと媚薬だったっけ?今日はこれにしよ〜あとこれ使ったら絶対可愛い…」 物騒な独り言を言ってる。 もしかしなくてもあの紙袋の中は玩具…? ちょっ!逃げたい! バタバタともがく。 …がしかし、それを許す匡じゃない。 もがいていた足を匡のそれで押さえつけ、完全に身動きが取れなくなってしまった。、 「また逃げるの?1個追加する??」 「いっ、いや!逃げない逃げない!」 危ない危ないっ増える所だった。 匡は使う物を決めたようで紙袋から順々に出していく。 匡に会う前の俺は学校とバイトでいっぱいいっぱいだったからそういうのに疎い自覚はある。 出された物を見てもいまいちピンと来ない。

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