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第119話

着いたのは大きな御屋敷。 匡と初めて会ったのとは違う家。 やっぱ、極道なんだなぁ〜 「これって門開けたら人が並んでちわスっとか言われるやつ?」 「あー、そうだね」 「マジかよ」 俺はどんな顔してたらいーんだ? 「俺の後ろに居ればいーよ」 「うん」 「開けるよ?」 ドキドキする… ギィーと音がして木製の大きな扉が開かれる。 緊張で閉じていた目をゆっくり開けると… 「「「ちわースっ」」」 やっぱり… 黒いスーツを来た男の人が玄関の扉までズラーっと並んでいた。 その中には叶さんと赤城さんもいた。 「行くよ?」 「う、うんっ」 匡に置いて行かれそうになって慌てて駆け寄る。 見られてる… ちょっぴり怖くなって駆け寄った先にいる匡の腰辺りの服を掴む。 匡は慣れてるからなのか全然気にしてない様子だけど、俺は無理! そんな様子の俺を察してか、匡の左手が俺の腰に回る。 ちょっと安心して胸を下ろしていると、並んでいた男の人達がザワザワしだした。 なんかあったのかな…? ようやく玄関に着いて、緋山さんが扉を開ける。 「ありがとうございます」 「いえいえ」 後ろから赤城さんと叶さんも入って来た。 どうやら着いてきてくれるらしい。 知ってる人が居て良かった…

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