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第122話

えっ?今何て…? コノコオレノコイビト…? そんな前置きなく言う!? しかも見てほら! 組長さんもびっくりしてるじゃん!! そりゃそうだよ! 自分の息子が帰ってきて、いきなり男の恋人連れてるんだもん。 俺だって、どういう顔してたらいいのか分かんないよ! そんな俺をよそに、匡は肩に手を回しグイッと引いた。 それにより、俺は組長さんの前に出されてしまった。 「あ…えっと…柊聖也です…」 これで良かったのか…? 不安になりながら匡を見上げる。 匡は満足そうな表情だった。 「お前…」 組長さんがしゃがれた声で匡を見てる。 やっぱり反対されるかな… 次に出てくる言葉を想像する。 だけど聞こえた言葉は俺の想像とは違った。 「どこでこんなかわい子ちゃん見つけたんじゃ!」 ん…? かわい子ちゃんって俺!? だからさっき振り返った時に匡は呆れてたのか! 「はぁ…」 匡がため息を付く。 「どうしたの?」 「いや、やっぱりなと思って」 「何が?」 「オヤジだよ」 「ふーん…?」 「お前分かってないだろ」 「うん」 バレてた。 「お前、オヤジに気に入られたよ。多分」 「そーなの?」 「そーだよ。恋人ってのも了解してくれたでしょ」 以外にもあっさりと認められたらしい。

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