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第128話

「匡か?」 「えっ、いやっ、…あはは」 速攻でバレましたぁ 「どーせ変な独占欲じゃろうなぁ」 「そーですね、多分笑」 「でも学校は行ってた方が良いぞ?」 「ですよね、俺も思いますもん」 やっぱり学校行ってた方がいいよなぁ 将来やりたい事はないけど勉強は結構好きだったりする。 バイトもやらせてくれないから勉強くらいはやっておきたいなぁ… 「ユズの居る学校に行くか??」 「ユズ…?」 「あそこに居るグレーの頭のやつの恋人じゃ」 組長さんが指す指の先には明るいグレーの髪色をした青年。 青年と言っても匡と同じくらい。 ユズさん?は女の人かな?恋人って言ってたし。 「あそこの学校なら警備はバッチリじゃろうから匡も安心だな。進学校で男子校じゃ。」 「ほぉほぉ…えっ?男子校…?」 男子校って言ったよね?え? 名前分かんないけどあのグレーの人の恋人も男? しかも学校に通ってるなら歳も近いはず! 親近感!! 「組長さん!俺行ってみたい!」 「じゃろ?ワシが匡に話付けておいてやる。」 「わぁ!ありがとう!!」 「よいよい、励めよ」 「うん!」 わぁい!どうやって匡を説得しようか迷ってたから組長さんから言ってくれるのはありがたい。 ユズさんにも会えるかな…?

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