129 / 268

第129話

「三滝〜、こっち来い」 「なんスか?」 組長さんがグレーの頭の人を呼ぶ。 三滝さんって言うのか… 「この子をの、ユズの居る学校に通わす予定じゃ。」 「匡さんの恋人だよな」 「よろしくお願いします!」 挨拶をして顔を見る。 この人も整ってるなぁ〜 え、この組はイケメンばっかなの…? それともヤクザ自体イケメンが多いの…? 「セイくんだっけ?何歳?」 「17です」 「じゃ、高2か。ユズと一緒だな」 「え!一緒ですか!やったぁ!」 ユズさんと同じクラスになれるかも! 「こいつは言葉遣いこそ悪いが良い奴だから色々聞いとくと良いぞ」 「ありがとうございます!」 そう言って、俺と三滝さんを残し、組員さんが騒ぐ方へ歩いて言ってしまった。 「あの、三滝さん」 「何?」 「ユズさんってどんな人ですか…?」 「可愛いやつ。取ったら殺すよ?」 「とっ、取りませんよ!」 ユズさんの事を聞いただけなのに殺すよって! 怖いわ!この人も独占欲やばいんだろうな… 匡と似てるかもな 「まぁ、学校行ったら仲良くしてやって」 「はぁい!」 まだ先だろうけど楽しみでワクワクしてきた。 「セイ〜、そろそろ帰ろ〜」 「あっ、匡!分かったぁ」 向こう側から匡が呼んでいる。 「じゃ、三滝さん、またね!」 「おう」 その後匡と合流して家へと帰った。

ともだちにシェアしよう!