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第132話
何も聞いてないと言う匡に組長さんから学校へ通えと言われた事を話す。
「あー、それで玲と話してたのか…」
「玲って?」
「話してただろ?三滝玲(みたきれい)」
「あぁ!三滝さんね!」
あれ、匡って三滝さんの恋人の事知ってるのかな…?
知ってるならユズさんも居るから安心してって言えるのに…
「匡って三滝さんの恋人知ってる…?」
「知ってるよ、ユズでしょ?」
「知ってるんだ!ならユズさんも同じ学校なんだって!」
行きたい行きたい〜、ユズさんと仲良くなるのぉ〜とごねる。
「親父が行けって言ってんなら仕方なく行かすけどさ…」
「いいの!?やったぁ!」
匡は反対するだろうと思っていた。
「でもユズと仲良くするのは難しいかもな」
「えっ、なんで?」
「会ったら分かるよ」
「ふーん…」
会ったら分かるってどーゆー事??
見た目がヤンキーっぽいとか?
ユズさんの性格が悪すぎて付き合えないとか?
色々考えるけど実際会ってみないと分かんないや。
「行くのは仕方ないとして、いつから?」
「明日だって」
「は?明日?」
「うん。さっき緋山さんが荷物持ってきた時に言ってた」
「マジかよ、明日は送ってくわ」
「まじ!ありがとう!行き方分かんなかったんだよね〜」
明日は送ってくれるらしい。
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