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第134話

バコッ 「イッタ!」 「誰がホストだよ」 「言ってないですけど!?」 「顔に書いてあった」 初対面にも関わらず、出席簿で頭を叩かれた。 理由はホストって思ったから…? 声に出してないのに…理不尽だ! ホストって言われて嫌なら服と髪型変えなよ… 教師で白スーツにバチバチにセットされてる髪。 ホストって言われても納得する格好だ。 「えーと、担任ですか?」 「そうだ。時間もないから着いてこい。」 「はーい」 ホストが担任らしい。 「お前さ、ここがどんな学校か知ってるか?」 「いや?知りませんけど…?」 普通の学校じゃないのか…? 「ここは金持ちばっか集まる学校だからな。価値観違うかもしれんが頑張れよ。」 「あー、頑張ります…?」 だからこんなに大きくて設備もバッチリなのか… てか、金持ちばっかの学校って学費も高いよね? 組長さんか匡がお金出してくれてるんだよね… 普通の学校で良かったのに。 「着いたぞ。俺が呼んだら入ってこい。」 「はーい」 もう着いたらしい。 先生が先に中に入って行った。 「えー、知ってるやつもいるだろうけど転校生が来た。入ってこい。」 はっや、呼ぶのはや! そっとドアを開けて入る。 当たり前だけどめっちゃ見られてる! 「えー、柊聖也です。よろしくお願いします!」

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