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第135話
「お前の席はあそこな。」
窓側の1番後ろ。転校生あるあるだな。
俺が座るとHRが始まった。
「今日伝える事は…なんもないな。よし、終了!ついでに面倒いから一限も自習!解散!」
そう言って担任は出ていった。
えー、そんな事ある?
随分投げやりな担任だなぁ…
「聖也!転校して来るなんて聞いてない!」
「え?…えっ!?」
急に話しかけられて驚いて相手を見ると…
「光輝!?えっ、えっ!」
光輝だった。
高校は違う所なのは知ってたけどここに通ってたの!?
「聖也〜!」
ギューと抱きついてくる。
逃げ出した時にちょっと話してそのままだったから心配させてたかな…
「なになに、光輝知り合いだったん?」
「うん!中学一緒だった!」
光輝がクラスの人と話している。
「光輝、この前ごめんね?上手く治まったから安心してね」
「良かった!ちょっと心配してたんだ。連絡もないしさ」
「ごめんごめん」
一限が自習と言うこともあってかクラスの人が挨拶しに来てくれる。
ワイワイと賑やかで転校生の俺でも馴染めそうなクラスだった。
「でも光輝がいて良かった。ぼっち回避!」
「いや、聖也ならぼっちはないだろ笑」
「あったかもしれないじゃん!」
「まぁ、分かんない事があったらいつでも聞けよ!」
「ありがとう!」
そんなこんなで俺の高校生活がスタートした。
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