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第138話
「俺めげないから」
「いや、諦めろよ笑」
とりあえず、昼休憩に話しかけて見よう!
残りの3時間の授業を受けながら何を話そうか考えていた。
キーンコーンカーンコーン…
よしっ!終わった!
「聖也、学食だけど…」
「ちょっと待ってて!」
「あっ、おい!」
話しかけてくれた光輝を置いてユズさんの所へ行く。
「ちょっと来て!」
驚いてるユズさんを引っ張って人気のない廊下に連れ出す。
組長さん達から話せないって話は聞いてないから話せると思うんだよね…
「あのさ、いきなりだけど三滝さんの恋人さんで合ってる?」
いきなり過ぎたか…?
でもでもよろしくお願いって頼まれてるから仲良くなっとかないとね!
三滝さんと言う名前が出た時にユズさんの表情が驚きに変わる。
次にゴソゴソとポッケを漁り初めてメモ帳とペンを取り出した。
お?お?これは…?
話してくれるのでは…!?
ユズさんの行動を見守っていると、何か書いたメモ帳を差し出してきた。
玲の事なんで知ってるの?
それだけが書かれていた。
「俺の恋人ね、匡なんだ。分かる?」
確認するとコクコクと驚きながらも頷いてくれた。
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