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第147話
「組長さーん、こんにちは〜!」
屋敷に入るとまたも黒スーツの人が沢山。
俺は気にせず、奥の組長さんや匡がいる部屋に向かう。
ユズは一人一人にぺこぺこ会釈しながら着いてくる。
「匡〜?三滝さーん?」
名前を呼びながら進む。
廊下の角を曲がると前から赤城さんが歩いてきた。
「あっ、赤城さん!」
「久しぶりっす!あれ、今日から学校だったんすね!制服似合ってるっすよ!」
「ありがとうございます!匡と三滝さんいます?」
「お二人は奥の部屋で会議中っす!もうそろそろで終わると思うっすよ〜」
「分かりましたぁ」
赤城さんにお礼を言って奥の部屋へ。
終わってるかな…?
ユズと2人で耳を澄ます。
「…〜だからぁ!…だって!」
「はぁ?……の方がいいだろ!」
「…絶対…って!」
部屋の中では匡と三滝さんだと思われる声が聞こえてきた。
「何か言い争ってるね?…入る?」
小声でユズに聞くと頷いたので入る事にする。
「匡〜、来たけど…」
ドアを開けると呆れ顔の組長さんと組員さん達。緋山さんもいる。
言い争ってたのはやっぱり匡と三滝さんだった。
「あっ、セイ!」
俺を見つけた匡は言い合いをすぐに止め、こちらに向かってきた。
三滝さんも視線をこっちに移して、ユズを見つけたようだった。
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