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第149話

あれから、組長さんの太っ腹な両方食べよう発言によって言い合いは終わった。 いつ飛び火が来るかとヒヤヒヤしていた組員さん達はホッと息をつき、夕食の準備に旅立った。緋山さんも残りの書類を片付けに下がってしまった。 部屋に残るは匡、三滝さん、ユズ、組長さん、俺の5人だ。 俺とユズは抱え込まれたまま身動きが出来ない。 そんな時に組長さんの声が聞こえた。 「セイくん、ユズちゃん、ちょっとこっち来てくれ。」 「はぁーい」 ユズは頷く。 組長さんには抗えないらしく、しぶしぶ離してくれた。 てか、ユズはちゃん付けで呼ばれてんのか笑 確かに可愛いけども… 「何ですか…?」 「やっぱり制服似合うのぉ〜」 「ありがとうございます!」 「ちょっと写真撮らせとくれ!」 行くぞ行くぞ〜と俺とユズの手を引いて部屋から出る。 写真ならあそこの部屋で良かったのでは…? まぁ、いいか… 連れ出されて、庭までやってきた。 松とか石とかよく分からんが、古風だ。 極道っぽい…! 「並べ並べ〜」 「ユズこっち!」 2人して両手ピースで撮って貰った。 「恋人とも撮るかの」 後ろから着いて来てた匡を呼び、2人で撮って貰った。もちろん、ユズも三滝さんと撮っていた。 これが初のツーショットだ。 後で送って貰おう… 待ち受けはやばいかな…?

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