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第165話

とりあえず買い物してこよ! って事でスーパーに来ましたぁ〜! 匡と住み始めてからは部下さんが買ってきてくれて、なんなら調理までしてくれてから運んで来てくれる。 だからスーパーは久しぶりだ。 てか、匡の家の周りにスーパーなかった… 今いるのはちょっと遠いスーパー。 まぁ、運動だと思えばいーか。 どーせ、匡いなくてやることないし。 よーし!買うぞぉ〜! 俺はサイトを見ながら食材をカゴに入れていく。 …しばらくして問題が… 「どっちだ…?ん?」 目の前には2種類のじゃがいも。 細いやつとまん丸いやつ。 値札にはメークインと男爵いもって書いてあるけど… サイトで見てるレシピにはじゃがいもとしか記されてない。 どっちでもいーのか? 両方買っとく? いや、でも使わないかもだしなぁ〜 じゃがいもを前にして悩む。 「あの〜、肉じゃがですか?」 俺が迷っていると背後から女性の声が聞こえた。 「あっ、はい!」 「あら?セイちゃん?」 「え?…あっ、こはのお母さん!お久しぶりです!」 そこに居たのは俺の幼なじみ、椎名恋白(しいなこはく)のお母さんだった。 こはとは中学まで一緒で高校で別々になった。 前の携帯に連絡先は入ってたけど匡に貰ったのには入ってない。 番号も覚えてなかったから、連絡が取れず… 必然的に疎遠になっていた。

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