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第167話

「うーん、なんかしょっぱい…?」 あれから帰って肉じゃがを作ってみたけどなんか違う… レシピ通りなんだけどなぁ〜 うーん… レシピを見直しながら食べる。 明日もう1回作るかぁ〜 また学校帰りにスーパーに寄ることを決め、ベッドに潜る。 やっぱり寝れない… 昨日は匡の匂いや温もりを求めて、広いベッドの匡側で寝た。 そのおかげか昨日はぐっすり寝れたけど、今日は寝れないみたい… ガバッと布団を被って早く寝られるようにと考えたけど、息苦しいだけだった。 …あっ!いー事思い着いた! 俺はすぐさまベッドを降り、ある所へ向かう。 ゴソゴソと漁り、一つを抱えてベッドに戻る。 俺が向かったのは匡のクローゼット。 俺がいそいそと持ち出した物…もう分かるでしょ? 匡の服だよ。 自分でも変態じみた事をしてるって自覚はある。 けど寝れないからしょうがない! 匡が帰って来る前に洗濯してクローゼットに戻せばバレないもん! なんでだろうね? 同じシャンプー、ボディソープで、洗剤も一緒。 なのに違う匂いに感じる。 匡の匂いは落ち着く。 なんかね、安心するんだよね。 やっぱり好きなんだなぁ〜 そんな事を思っていると驚く程早いスピードで眠りに落ちる事ができた。

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