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第174話
「あのぉ〜?組長さん〜?」
俺は今抱きつかれている。
ユズと2人で。
恐竜のまま組長さんにあがった事を知らせたらそのままユズと2人纏めて抱きつかれた。
可愛い可愛いを連呼しながら10分は経ってると思う。
ユズは可愛いから分かるけど俺なんか抱きしめて楽しいかね…?
いや、恐竜が好きなだけ…?
分かんないけどそろそろ離そ…?
俺苦しいよ。
組長さん力強いなぁ〜
ユズも動けないらしく、2人して組長さんの腕の中でうごうごする。
「写真撮らせとくれ!」
そう行ってカメラを取りに行ってしまった。
「ふぅ…力強かったねw」
コクコクと頷くユズ。
その後、戻って来た組長さんに写真を撮られた。
組長さんは
「これを匡と玲に送り付けてやろう。きっと怒って早く帰ってくるじゃろ」
なんて言ってスマホをいじっていた。
組長さんもSだよね…うん。血筋だね。うん。
性格も似てるし、親子だよね…
…あっ!そういえば!
「組長さん!俺前の写真貰ってない!匡とのツーショ!」
「そうじゃったかの?」
「そーだよ!ちょーだいっ!」
送って貰ったツーショットを眺め、顔がにやける。
やっぱりかっこいいよね…
コソッと待ち受けにし、またそれを見てニヤけた。
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