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第175話

匡side 聖也がお泊まりを楽しんでいる頃、匡は宿泊先のホテルでパソコンとにらめっこをしていた。 「あー、クソッ、これも違ぇ…これも、あーイライラする!」 「若〜、落ち着いて下さいよ」 「無理、何日ここにいんだよ。」 「軽く1週間ですねぇ〜」 はぁ… 早く帰りたい。 セイに会いたい。 ちょっと前から敵対する組の奴らが悪さをしてるって言う情報はあった。 それが更に悪化し、大変な事になった。 ざっくり言うと長年ウチの組にいた組員が敵対の組に寝返った。 寝返ったと言うか長い時間スパイをしていたのかは分からない。 そいつはちょっと前から姿を消し、今も連絡が取れない。 パソコンのデータベースを調べると敵対する組との連絡を取っていた事や多数の情報をコピーした形跡が残っていた。 黒と考えていいだろう。 そいつの目撃情報があった地域に出張中。 パソコンとにらめっこしてるのはカメラ映像で探してるから。 そいつを見つけて捕まえれば出張から帰れる。 ありえないよね。 俺とセイの時間割くとか。 捕まえたら絶対に許さない… そんな時に親父からメールが。 "見とくれ!恐竜飼った!" あ"ぁん?恐竜飼ったぁ? こっちはイラついてんのに何してんだよ

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