「そーなの？心配して損した」 「損ってなんだよw」 「でも連絡取れないのはなんで？」 「あー…携帯変えたから。」 「じゃ、番号教えて？」 あー…どーしよ… 確か匡に番号交換するなって言われてるんだよねぇ〜 んー、上手く誤魔化すしか無いかなぁ 「ごめん、今日忘れて来ちゃった…まだ番号も覚えてないからまた今度ね？」 「えー、まぁいいけど」 なんとか乗り切った！ 「ねぇ、一緒に住んでる人ってどんな人？男？女？」 「男。」 「かっこいい？」 「かっこいいんじゃねぇの？」 「ふーん、かっこいいんだ」 「もういいだろ」 なんか、なんか匡の事教えるのヤダ。 聞かれたらなんでも答えるタイプだけど匡の事は話したくないと思ってしまう。 そーゆー雰囲気に気づいてないのか興味が無くなったのかは分からないが、こははそれ以上聞いて来なかった。 「セイ、今日何時までいける？」 「何時まででも大丈夫だけど…」 「同居人に怒られたりしないの？」 「あー、今出張中。」 「ならさ！家来てよ！」 「はぁ？なんでだよ」 「料理してるんでしょ？コツとかレシピとか教えてあげるから！」 んー、それなら…？ ここからこはの家はそう遠くない。 こはのお母さんは料理研究家で本とか出てたような…？ これは行ってもいいかも！