匡side 奴の姿を見つけるために監視カメラを確認し続けている。 プルルルル… 赤城から…？セイに何かあったか？ 部屋の隅に行き、電話を取る。 ｢何？｣ ｢あの、屋敷に写真が送られて来ました。封筒に名前はなかったです。｣ ｢写真〜？｣ ｢はい、あの、誠也くんの…｣ ｢はぁ？｣ ｢ひっ！…とっとにかくメールに送るので確認して下さい！｣ そう言い残して電話を切られた。 ｢お前、今すっごい低い声だったなwなんかあった？｣ ｢分かんね、なんか写真送られて来たって…｣ 玲に茶化される。 確かにちょっと低かった気もするけど怯える程か？ てか、何の写真だよ。 ピロンと音がなり、メールを受信した事を知らせる。 添付された写真は数枚。 それらを開くと… ｢あ"？｣ ｢怖ぇーよ｣ ｢…チッ｣ 素で低い声を出してしまった… 送られて来た写真に映るのは男女1人ずつ。 セイと…誰だこれ、なんか女。 2人で並んで歩く写真、セイが女の家に入る所、家から出るところ、最後は… セイが女の頭に手を起きに覆いかぶさってる写真、つまりキスしてる写真。 ナニコレ、人が出張してる間に…