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第190話
あの写真を見てからしばらく考えた。
最近ではセイも俺に好意を抱いてくれてると思ってたけど…
始まりは俺が命令して拉致っちゃったし、結構強引にモノにした気がする…
そう考えると男の俺より女のあいつの方がいいのかも…
あーくそっ!イライラする
俺が居ない間に女と会った?
そんなんお仕置しなくちゃ。
閉じ込めて、俺だけ見て、ドロドロに溶かしたい。
いっそ首輪とか…?
とりあえず早く帰って話合いたい。
メールしとくか。
"外に出るな。学校も行かなくていい''
コレでよし、早く仕事終わらそ
俺はスマホを投げ、パソコンと向き合った。
1日経った頃にセイから理由を問うメールの返信が来てた事に気がついた。
理由なんか自分で考えろ、
ちょっと頭に来てた俺はメールに返信せず、放置した。
「匡さん、なんか組周辺でヤツの目撃情報があったらしいんスけど…」
「なんでお前に連絡来て俺に来ねーんだよ?」
「知りませんよ〜、どーせ、スマホ見てなかったんでしょ」
あ…
確認すると組員からの着信履歴が入っていた。
「で?なんだって?ヤツ1人?」
「いや、車に乗ってたらしいんで2人〜6人くらいだと…」
「分かった」
どうする?この機会にセイの所に戻るか…?
でも目撃情報がほんとか分からない。
様子見で判断しよう。
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