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第196話
こうして2人とも気絶させた。
「すっごい!すごいすごい!」
「俺やれば出来る子?YDKだっ!」
こはと2人で盛り上がったが、冷静になってこれから先を考える。
とりあえず、手のロープ外したい…
こいつらなんか持ってないかな…
気絶した2人のポッケを足で漁る。
お?いいのあんじゃん!
折りたたみナイフがあった。
後ろ手でナイフを開き、縄を切る。
パサパサっと縄が外れた。
両手が自由というか俺は足枷もない。
男達が持っていた鍵を使い、こはの足枷も外す。
「よし!」
「ありがとう」
「ん!」
2人して格子を抜け出した。
下っ端2人は格子の中。
ちゃんと鍵も付けておいた。
「これからどーする?」
「上、上がって見る?」
2人して上の部屋へと繋がる階段を見る。
俺は男だからなんとかなるけどこはがなぁ〜…
ドア開けた先にも見張り居たら困るしな…
でも下っ端2人が帰って来ない事に気づいて人が来たら困るし…
「よし、行くか!」
「うっ、うん!」
コソコソと階段を上り、ドアの前で深呼吸。
この先に誰も居ませんように…
「開けるよ、いい?」
「うん、」
緊張しながらドアノブに手をかけた時、ドアノブが勝手に回った。
「え…?」
「どうした…の…!?」
こはにもドアが開く音が聞こえみたい。
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