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第212話

「もう1ラウンド」 「あぁっ!」 落ち着く間も無く、また匡が覆い被さる。 その後、数時間に及んでヤリ続けた。 ゆっくり目を覚まして、リビングでくつろぎ中。 今日は結局、匡の言う通り、学校は休んだ。 行く元気はあった。ただその元気に体が着いて来なかっただけ。 腰が痛い… この腰の痛さって何とかならないの? 「セイ、こんなの買ったの?」 「え?あぁ、こはから貰った。」 ウロウロしてた匡がこはから貰った数冊のレシピ本を手に帰ってきた。 ちょっと機嫌悪いし… 「なんで?」 「え、料理するため。ちょっとハマったかも…?」 「俺まだ食べてないよ?」 「匡のせいで歩けないんだけど?」 「俺が運ぶからそのままで居てね」 「いや、落ち着いたら動くから。今日の夜ご飯俺が作るね!」 今日は練習してきた肉じゃが作ろっと! って、あ!レシピ本! 「ちょっと匡!捨てないでよ!」 「俺が新しいの買ってあげる。あれらは捨てよ?」 「拾って、もったいないじゃん!」 「チッ」 舌打ち聞こえてるからな? 渋々だけどゴミ箱から拾ってくれた。 別にいーじゃんね?レシピ本貰うくらい。

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