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第222話
今日は匡と約束をした土曜日。
昨日、早く起きてと言われたから8時で起きて見たものの…
匡が起きないんですけど?
「匡、起きて、8時!」
「んー」
「んーじゃなくて!仕事手伝うからやること教えて」
「ちゅ…おはよ」
起こす為に前屈みになった俺の首に手を回し、グッと引き寄せてキスをして来た。
「もぅ!おはよ!早く起きて!」
「んぁあぁー!よし!目ェ覚めた!」
勢いよく伸びをして顔を洗いに出かけた匡を追う。
「俺何したらいいの?」
「セイにはモデルして貰うから」
「えっ!?モデル!?無理だよ!」
「大丈夫、顔写んないやつ。」
「ほんと?」
「うん、新商品のパソコン持ってるだけ。胸下から写るようにするから大丈夫。メインはパソコンだしね。でもスーツは着てもらうから」
「俺スーツ持ってないよ?」
「手配してある。写真はスタジオ行くから」
「分かった。何時から?」
「10時から」
「はぁーい」
2人でちゃちゃっと朝ごはんを食べ車で移動をする。
移動中に聞いたら、新商品のパソコンのポスター、ネットショップ用の写真、社内雑誌、商品一覧の写真…その他諸々の写真を撮るらしい。
沢山撮るから1日係になるみたい。
俺素人だけど大丈夫かな?
色んな人に見られる写真だよね?
もっとちゃんとしたプロに任せるべきでは…?
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