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第223話
「ちゃんとしたプロに頼むべきじゃないの?」
「セイがいいんだよ。1日掛けてやるなら他人よりもセイがいい。」
「俺素人だよ?」
「ポーズは指示するし、表情も写らないからひきつってても大丈夫だよ」
「…出来るだけ頑張るね。」
「ありがとう」
スタジオに着き、驚く。
広い!しかも一角にセット?って言うのかな、オフィス風に机が並べられていた。
あの一角だけを撮るとオフィスに居る様に見えるのかな
端の方にはカメラやらメイク道具やら衣装やらが並べて置いてあった。
…全部は着ないよね?着ぐるみとかセーラー服とかあるし、スーツだけだよね!
「匡、スタッフさんとかも来る??」
「あー、来るけど大丈夫?」
「大丈夫って?」
「緊張したり、見られて嫌とかあったら俺1人で撮るよ?」
「え、匡撮れるの!?」
「一応ね、今までも何枚か自分で撮ってるから。」
「そーなんだ!でも大丈夫だよ!見られても大丈夫〜」
「分かった、じゃあスタッフとカメラマン呼ぶね」
「うん」
匡が電話をし、10後くらいにぞろぞろと関係者が集合した。
匡が打ち合わせを始めたので部外者の俺は端の椅子で待つ事にした。
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