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第224話

「待って待って!」 「ダメですよ〜、綺麗になりましょ〜」 俺は今ピンチです! さっき打ち合わせが終わった様で、俺はどうしたらいいのか分からずぼーっとしてるとスタッフの女の人が来て、連行されました。 沢山のメイク道具の前に。 何で!?顔写んないんでしょ!? 「顔写らないんですよね!?」 「いやー、そーなんだけどこんなに可愛いとさぁ、写したくなるじゃん?」 「いやいやいや!可愛くないですから!」 「社長は許可してくれたよ?」 匡!? 匡を振り返るとニッコリとした笑顔手を振られた。 「可愛くして貰ってね」 「待って!顔写んないって言ったじゃん!」 「変更」 「そうそう、諦めちゃってよ!」 匡とスタッフの女の人に無理矢理メイクされて、指の毛も剃られた。ぐすん。 まぁ、指は写真に写るし、パソコンアップで撮ったら剃るしかないんだろうけど… メイクいらないでしょぉーが! まだ男風?のメイクで良かったけど… 女の子みたいにされたら全力で拒否してやるっ! 「可愛いじゃん」 「うるさい、馬鹿」 「あ、スタッフさんの希望で社内誌には顔写る事になったから。」 「はぁ!?」 「出来る事ならやるって言ったでしょ?」 「う…はぁ、分かったよ」 写真を撮られる前から疲れた…

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