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第228話

数分間の押し問答の末、結局押し切られて着替え中なう。 はぁ…1回着たことのあるセーラー服なら抵抗なく着れたのに… メイド服はなぁ… チラッと見るけどやっぱりフリフリヒラヒラ はぁ…こればっかりはため息が出る。 どうしてこうも何か着せたがるんだろ…? 女性用の服や着ぐるみが多いけど… もしかしてやっぱり女の子がいいんじゃ…? いや、やめよう、考えてもネガティブになるだけだ。 もくもくと着替えては見たものの… 似合わないよなぁ〜、まぁ、分かってはいた。 てか、セーラー服の時よりも丈が短い… クイクイとスカートの裾を引っ張ってみるけど丈が伸びるはずもなく… はぁ…行くかぁ〜 覚悟を決めて匡の待つスタジオへ。 「匡、着替えた」 「待ッ…やばぁ」 口元を覆い、悶えている。 「セイ、ちょっとこっち来て、そこ座って。やばぁ」 「またセット変えたの?」 「カメラカメラ…」 学校風から今度はなんだ…? 洋風の部屋みたいな、豪華なソファと机と絨毯と…金かかってそう… このソファもフカフカだし、汚さないようにしよ… カメラを持って帰って来た匡がまたシャッターを切る。 「メイドさんごっこしよ」 「何それ、やりたくないんだけど…」 「定番だよ?俺ご主人様ね」 なんか勝手にやり始めやがった…

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