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第230話
ニヤリと笑った匡と距離が縮まり、ソファの端に追いやられる。
背中に手すりが当たり、これ以上下がれない事が分かった。
手を前方に伸ばして匡を防ごうとするが…
あっさり捕まった…
「ちょっ、タンマタンマ!」
「何?」
「何じゃなくて!一旦離れて?」
「無理」
「ちょっ!…待って待って俺ノーパン!」
手を片手で纏められて、もう片方の手はスカートの中へ。
膝辺りから上へ上へとゆっくり滑らせる。
「んっ…」
「感じてんの?可愛いね」
「うるさいっ、くすぐったいだけ!」
「ふーん?このまま上がると大変だね?」
「うっ…脱がせた癖に」
「うん」
そう言ってにっこり笑ってるけど!
手!そろそろ離して!
ゆっくり触られるとくすぐったいんだよ!
「実はさ、もう一部屋借りてるんだ。行こっか」
「え!、この格好で?…無理無理!」
「隣だから大丈夫。俺抱えるからスカート抑えてて。あとこれ持って」
「ちょ、!うわっ」
軽々と俺を姫抱っこし、俺にビデオカメラを渡してきた。
ビデオカメラ…?
さっきまで一眼だったのに…
ちぇっ、一眼ならデータ消してやろうと思ったのになぁ…
そのまま借りてると言う隣のスタジオに運ばれた。
こっちのスタジオはさっきと違う空間で…
何となく察してしまった…
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