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第237話
「セイ!学校行くんでしょ?起きて〜」
「ん…おはよぉ〜何時?」
「7時」
「7時…?えっ、朝!?」
えっ、俺家に着いたら起こしてって言ったよね!?
「家着いたら起こしてよ!」
「起こしたよ、でも起きなかったから」
匡は送って行くからゆっくり準備しててと言いながら寝室を出ていった。
はぁ…起きれなかったけど送ってくれるならいっかぁ〜
俺も準備しよ…
ふぁーとあくびをしながら準備に取り掛かった。
着替えて荷物を持ってリビングに行くと匡が朝ごはんを用意しててくれた。
「あ、準備終わった?ジャム、いちごとマーマレードどっちがいい?」
「いちごー」
「おっけ〜」
2人で向かい合って食べる。
「セイ、ジャム付いてる」
「んっ…ありがと」
口の横に手を伸ばし、ジャムを拭き取って舐める。
そーゆー事をサラっとやってのけるからモテるんだろうなぁ〜
実際匡の仕草には引かれる物が多い。
「何?」
「いや…」
「まぁ、いいや。今日は何時に終わるの?迎えに行く。」
「迎えは大丈夫だよ。1人で帰れる。」
「何かあったら俺が嫌だから」
心配してくれてる事に心が暖かくなった。
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