242 / 268
第241話
「ただいまぁ〜…」
暗い部屋に照明を付ける。
ご飯を先に食べてていいって言われたから荷物を置いてキッチンへ。
まぁ、一人だし簡単なチャーハンでいっか
手際よくササッと作る。
こはから貰ったレシピ本のおかげで料理スキルも習得した。
元々、好奇心と暗記力はあるのでレシピ本に乗ってる料理はだいたい覚えたし、手際もよくなったと思う。
そろそろ次のレシピ本買おうかな…
出来上がったチャーハンを食べながら手紙の事を考える。
あの手紙、実は便箋の他に写真も入ってたんだ…
封筒開けた時にチラッと見えて嫌な予感がしたから出さなかったけど…
ゴソゴソとカバンを漁り手紙を引っ張り出す。
「うわぁー…」
写真は2枚。
1枚は俺、光輝、ユズ、彰が4人で写ってる。
制服姿だから多分帰り道かな。
2枚目は俺と匡が写ってる。
匡の顔に大きなバツ印が書かれてた。
2枚とも隠し撮りだ。
「ふぅー…」
深呼吸して考える。
俺の考えが合ってるのなら差出人は親父かその仲間だと思う。
匡を恨んでるか嫌ってるからバツ印、光輝達のは約束通りに来なかったら…って脅してるんだろうな。
いつもの公園は多分前の家の近くの公園。
こはと写真取られた近くの所。
どうすっかなぁー…
ともだちにシェアしよう!