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第243話
1時間ぼけーと考えた結果、行ってみる事にした。
もし、もし俺の身に何かあったとしても匡から貰ったこのネックレスにはGPSがあるらしい。
いざとなったら匡が見つけてくれる。
問題はどうやって公園まで行くかって事なんだよね…
放課後って書かれてたけど放課後になると匡か組員さんが迎えに来ちゃう。
"連れてって"って言っても絶対に行かせてくれないだろうし…
うーん…
放課後、迎えも光輝達も振り切るとなるとちょっとキツいし…
早退するか。
ラスト1限だけ抜けよう。
「俺早退するわ」
「え、体調悪い?だいじょぶ?」
「大丈夫、迎え呼んだし、あと1限だろ?明日ノート見せて」
「分かった、ちゃんと休んでね」
「ん、ありがと」
保健室に行って早退届けを描いた。
難なく受理され、無事早退する事が出来た。
公園へは電車を使って行く。
流れる景色を見ながらスマホの電源を切った。
迎えに来た時に俺が居なくて電話して来そうだからね。
帰ったら謝ろう。
さて、着いたけど…
まだ誰も来てない見たい。
ランドセルを背負った子供がチラホラいるだけ。
俺は端にあるベンチに座り、相手を待つ。
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