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第245話

匡side 朝、セイを車で学校に送った足で事務所に向かった。 早く犯人見つけないと! 事務所に行くと幹部も揃っていた。 「あ、若頭、おはようございます!」 「おはようッス!」 「あぁ、おはよう。何か分かったか?」 「いや、昨日のままっす…」 「そう、分かった。」 はぁ…そんな簡単に見つかる訳ないか。 今日も情報収集頑張ろ。 パソコンと睨めっこをはじめてはや5時間。 時間は14時に差し掛かっていた。 「わかぁ〜、今日まだ残るっすか?」 「あー、もうちょいやるわ」 「分かりました!じゃ俺セイさんのお迎え行って来るっす!」 「ああ、頼む」 赤城にセイの迎えを任せた。 何回か行ってるからか、セイの友達とも仲良くなったらしい。 迎えに行かせてから数十分後… 赤城から電話がきた。 「はい、何?」 「あのっ、セイさんいないんスけどっ!」 「は?どういう事だ?」 「それが…」 いつも先に一人で帰らせないように授業が終わる15分前には車を待機させている。 それが、今日は待っても待っても出てこないらしい。 俺に電話しようか迷っていた所にセイの友達3人が出てきたので話を聞くと、5限で早退したと言う。 セイは迎えを呼んだと言ってたらしい。

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