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第246話

「分かった。そこにいろ」 電話を切って、スマホでGPSを見る。 セイの位置はある場所から動いてなかった。 どこだここ… 住所は… あー、あの幼なじみの家の近くか。 また会ってんのか? …いや、待てよ… 前のセイの家も近かったよな? そこでまた赤城から電話が来た。 「あのっ、また新情報ッス!セイさん宛に手紙が来てたらしいッス。内容も内容で…」 「分かった、とりあえずお前は公園行け、住所送るから。それで様子見とけ。一人で勝手に飛び出すなよ」 「了解ッス!」 これで最悪の事態はないと思う。 それにしても手紙ねぇ… なにそれ俺聞いてないし? これはお仕置きコースかなぁ 多分だけどセイが会ってるのは幼なじみじゃない。 アイツらの誰かだろうな… 俺も行こ。 「緋山ぁ、玲ぃ、行くぞ」 「何処へです?」 「犯人の所。赤城も向かってる」 「赤城って、もしかしてセイくんもそこに?」 「ああ、車の中で話すから早く行くぞ」 「はい」 「へーい」 緋山と玲と連れ立って車に乗り込む。 何かあった時の為に内ポケットにハンドガンを忍ばせて置いた。 俺らが着くまで何も起こらないで欲しい…

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