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第249話
とりあえず、絞めたやつらの身元確認して…
セイの方は…?
セイが居る方を振り返って見ると、父親に引きづられながらも抵抗してるようだった。
「ちょっとセイの所行って来るわ、1匹借りる〜」
「ここで待ってますね」
「行ってら」
緋山と玲に見送られながら絞めた一人を引きづりながら公園内に足を踏み入れる。
2人は言い合っていて俺達に気づいてない見たい。
父親は仲間がいるから車まで連れていけばなんとかなると思ってるんだろう。
まぁ、その仲間はもう戦闘不能だけど
気づかれなくて立ったままもなんだし、言い争いに耳を立てながら口を挟む隙間を待った。
「ったりめぇだろ?裏口に仲間も待ってるからさ、行くぞ」
「ふーん、その仲間ってコイツら?」
俺が話した途端、バッと2人の視線を集める。
2人は完成に気づいてなかった様で驚いた顔で止まっている。
「お前っ!?なんでここに…っ!」
「セイを迎えに?それから犯人確保しに来た。
見えてると思うけど、仲間皆捕まえたから。」
匡sideend
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