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第252話

あの日からしばらくして、犯人、父親の共犯諸共捕まえたと言うお知らせが来た。 まぁ、匡伝いに聞いたんだけどね。 それでも捕まえたのならよかった! 「セイ、その事なんだけどさ…」 「うん?」 言いづらそうに匡が言葉を濁す。 「どうでも良い奴らは処分したんだけどさ…」 「うん」 「父親どうしたい…?」 「あー…」 それで言いづらそうにしてた訳か。 俺にとっては嫌な記憶ばかりで思入れも特にない。 匡側で好きに処分してくれていいのに… 聞いてくる辺りちゃんと考えてくれてるんだと思う。 「俺よく分かんないから好きにしちゃっていいよ」 「んー、とりあえず刑務所でいい?亡き者にしたいなら出来るけど」 「いや、刑務所でいいよ。反省して欲しいし…」 「分かった、変えたかったら言って」 「うん」 ちょっと電話してくると言い、携帯片手に部屋の外へと向かった。 きっと緋山さんだろう。 父親が刑務所にはいってくれるなら怯えなくていいし、どこかで暮らしているだろう母さんものびのび生活出来ると思う。 ガチャっと音がして、匡が帰ってきた。 「セイ、一段落したし、どっか出かけない?」 「いーよ!どこ行く?近くに何があるっけ…?」 「いや、遠出しよ。3泊4日」 「え?」

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