254 / 268
第253話
「やって来ました大阪ぁ〜!」
一昨日の匡の爆弾発言により、急遽大阪旅行です。
ちょっと時を戻すと…
「え、3泊…?」
「うん、行先は大阪ね。ホテルと旅館どっちがいい?」
「え、ちょっ、まじ?」
「うん、嫌?」
「いやではないけど…」
「じゃあ決定、でどっちがいい?おすすめは旅館だよ」
「じゃ、旅館!」
「明後日出発だから明日必要な物買い足して準備してね」
「はぁーい」
そんなこんなで流されるまま新幹線に乗り、現在大阪駅におります。
俺初大阪だ!
ちょっとテンションが高いけど許して欲しい。
「匡!俺たこ焼き食べたい!あとグリコ!」
「先に旅館行って荷物置くから。」
「あっ、そっか!」
匡は何回か来た事があるらしくマップも見ないですいすい進む。
迷子になったら終わるな…
タクシーを拾い、泊まる予定の旅館を目指す。
「どんな旅館なの?」
「広めでゆったりしてるよ」
「そーなんだ!楽しみ!」
俺は通りに何かあるって訳じゃないけど窓の外を眺めては目を輝かせていた。
やっぱり知らない土地ってワクワクするよね。
「着きましたよ」
「ありがとうございます〜」
運転手さんにお礼をいい、降りる。
「おお!旅館だ!スゲーっ!」
「はしゃぎすぎ」
「いてっ、あ待って」
豪華な旅館を見てはしゃいでる俺の頭をペちんと叩いてフロントに入っていく。
ともだちにシェアしよう!