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第254話

「おお!おおぉ!!」 旅館の中は広めでゆったりしていて、豪華だった。 荷物をフロントに預けると部屋まで運んでくれるらしい。 「セイ、どっから行きたい?」 「たこ焼き!」 「たこ焼きは割とどこでもあるから笑」 「じゃあグリコ!」 「分かった、道頓堀ね」 「どうと…?」 またタクシーに乗って旅館を離れる。 どうやらグリコは道頓堀にあるらしい。 地名はよく分からないけど匡は来たことあるっぽいし任せよう。うん。 「ちょっと歩くけどいい?」 「うん!大丈夫〜!」 タクシーを降りて、街中を歩く。 こんな街中にグリコ…? 確かグリコの前に川あったよね? 「ここ曲がったらグリコあるよ」 「え、こんなに街中なの?」 「ほら」 「おお!グリコだっ!」 あったあったあった! グリコだぁ! 「匡!写真撮って!お願いグリコするから!」 「いいよ」 「さんきゅ!」 ドヤ顔でグリコポーズで撮って貰った。 その後も道頓堀付近をプラプラ歩いて時間を潰した。 美味しいたこ焼きと動くカニさんも見て結構満足した。

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