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第257話

「美味しかったぁ〜」 「風呂どうする?部屋にもあるし、大浴場もあるって」 「んー、今日はめんどいから部屋のにする〜」 「分かった。先入っていいよ」 「はぁーい」 ガサゴソとカバンを漁り、下着を引っ張り出す。 あれ、ここって浴衣あるっけ?パジャマも持って来たけどあるなら着てみたいよね… 「匡〜、ここ浴衣ある?」 「風呂場にタオルと並んで置いてあったよ」 「ほんとっ!?俺浴衣着る〜」 たたたっと風呂場まで駆けて行って浴衣を確認する。 「匡〜4着ある〜どれ?」 「MとLが2着ずつあるって。セイはMじゃない?」 「そーゆー事か!じゃあこっちだ!」 気持ち小さい方の浴衣を手に取り、下着とタオルと一緒に置く。 「じゃー入ってくるね」 「転ばないようにね」 「転ばないよ!」 お風呂で転ぶ訳ないじゃんね? ワクワクしながらドアを開けると広めの浴室が広がっていた。しかも檜風呂。 「すげぇ〜俺檜風呂初めてだ…」 初めてでキョロキョロしながらも檜風呂を堪能した。

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