誠がそれを愛しそうに含み、口膣内で舌や全体を動かしたりする度に、どんどん気持ちが昂ぶってきて、思わず抑えた口元から、嬌声が溢れてしまう。 　誠が少しだけストロークを加えただけで、もう堪えきれなくなってしまった。 「誠さんっ、だめっ。だめぇ！」 　堪えきれずにすぐに果ててしまった。 　貢は恥ずかしさのあまり、顔を両手で覆い被せ息を切らしながらくぐもった声をだした。 　溢れた蜜は誠が飲み干してしまう。 「ごめんなさっ、ごめ……」 「貢は敏感なんだな」 　素直な反応に満足すると、どこで習ってきたのか、誠はそっと貢の腰を抱え込み、いつの間にか貢の双丘の間に手を忍び込ませていた。 「あ、だめっ……」 　言いかけた唇に誠の唇が重なる。 　唇が重なり、なにもかもが支配されていくなか、貢はこんなに嬉しい状況なのにどこかに何かをまだ置いてきているようなそんな気がしてならなかった。 （だめ、今は僕っ、とってもとっても大事なところなんだ） 　幸せすぎるはずなのにふと、加奈子の存在が頭を過ぎる。 　後孔がぬるりとする。少しづつ刺激されて開かされて行くのを感じる。 　ふとまた今度は我孫子のことが頭をよぎる。