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最終章 もう抗わない 幸せなつがい 四

「ずっと前からお前をこうして抱きたかった……幾度もお前を抱く夢を見た」  背中の両手はゆっくりと下に降りてきて、俺のスラックスへ伸びた。 「あ……」  琉が小さく声を発すると、俺はその時初めて体中の汗が俺の下半身の双丘の奥のじっとりとした蜜口が濡れているのを自覚した。 「すごい、濡れてる……」 「はうん!」  琉の指がいとも簡単にぬるりと入ってしまうくらい俺の後孔はすでにぬめった液体で、できあがっていた。 「もう俺も……限界みたいだ」  琉の鉄みたいに熱く固くなった中心が肉壁の中にあてがわれると、それは進みながら押し広げられ、言葉にならない快楽と幸福感で一杯になった。 「あ……凄い……アヤトの中……暖かくてキツっ」 「琉……琉!」  俺は彼の肩に必死につかまって、彼を根元まで受け入れた。  琉に奥に突き上げられる度にありえないくらいの快楽のボタンを押されてるみたいで、俺も彼の動きに合わせるようにもっともっとと求めた。こんな自分今まで考えられなかった。  快楽と同時に琉と一つになっていることの幸福感が体中を満たして、繋がっている部分がもう境界線を感じなくなってしまう。  琉の匂い、体の力強さ、囁く声、なにもかもが神経がまるで裸にされたみたいに敏感に感じ取り、気持ちがいい……。  ベッドのきしむ音や律動すべてがいつまでもこうしていたいと思わせた。 5*

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