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最終章 もう抗わない 幸せなつがい 五
俺は抗えようもない快楽に突き上げられた。
中は柔らかくて暖かくてでもきゅっとキツく吸われる。
あろうことか俺の腰は自然に琉が口から出し入れするのを手伝うように動いてしまった。
「あ……あぅん、り、琉! も、もぅ……ダメ……!」
ほんの数分で頂まで一気に押し上げられるほどの衝動で、俺はあっという間に果ててしまった。
琉はそんな俺が吐き出した蜜をこくりと飲み込んでしまう。
体が震えた。息が荒いまま俺はふっかりとベッドに沈み込む。
体中が汗でじんわりして、熱くてたまらない。
琉は俺のシャツをはだけさせると、すぐに肩が露わになり、上半身裸になった。
背中にするりと大きな手が周り抱きしめられる。
宇宙空間に飛行中に結ばれるなんてなんともロマンチックだなぁなんて星の瞬きを眺めながら俺は思った。
でもその浮遊感がとても幸せだった。暖かくて、琉は俺を凄く優しく包み込んでくれたんだ。
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