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第12話
少年にリクはその日も喘がされ、叫ばされていた。
「もう出ない・・・でないからぁ」
泣いてるのに、少年は許してくれない。
「そんなん言うて・・・また勃ってるやん」
意地悪く優しく囁いてくる。
少年のも、もう硬くなっていた。
コリゴリとこすりつけられ、リクはまた声をあげた。
「ああっ・・・いいっ、気持ちいい」
そう言ってしまう。
止めて欲しくて、でも欲しくない。
頭が煮えてくる。
「・・・なぁリク」
少年は二人のものを纏めて擦り合わせるのを突然止めた。
イキそうだったからリクは切なくなって泣いた。
イかされ続けるのも辛いが、イかせてもらえないのも辛いのだ。
「泣くなや・・・」
少年は困ったような声で言った。
リクをうつ伏せにした。
小さな尻に少年の大きな性器にがこすりつけられる。
リクは驚いた。
挿れるつもり?
そんな。
リクは怯えた。
少年は何度も何度も性器でその穴を撫ではしたがそれだけだった
「脚で挟んで?」
少年は甘えるように言った。
太ももで挟み込むようにして少年の性器を受け入れた。
少年の性器は固くて濡れているのがわかる。
少年はゆっくりと動き始めた。
四つん這いになって腰をあげている尻の狭間と腿の間を擦り上げられると、まるでそれは動物の交尾の姿勢みたいで恥ずかしかった。
でもそれは。
少年の大きな性器がリクの性器を擦り合げるまでだった。
尻や腿に打ちつけられる少年の身体。
リクの股の付け根の薄い皮膚、性器を熱くて硬い少年の性器が擦ってくる。
少年の身体を性器を全身で感じた。
そう。
まるでセックスのようで。
リクは混乱した。
まるで熱いそれを身体にうけいれているのかと思った。
少年を身体の中に。
少年を。
少年が。
欲しい。
リクは声をあげて乱れた。
もっと欲しかった。
怖いけど欲しかった。
中に欲しかった。
でも、その意味が怖くて泣いていた。
「泣くなや・・・リク」
少年がかすれた声で言う。
でも、少年も夢中で腰を振っていた。
律動。
体温。
欲望。
声。
息。
「もっとぉ・・・、もっと・・・」
リクは叫んだ。
「可愛い・・・リク」
少年は唸る。
リクは身体を震わせ達する。
少年はそれでも止めてくれない。
達したばかりの敏感な性器を少年の硬い性器が擦りあげ、リクは逃げようとするが許してもらえない。
「ムリィ・・・ムリィ・・・ああっ・・・」
また、精液では無いものを吐き出させられた。
こんなの。
知らない。
少年がリクの前ばかり弄るから、精液とも尿とも違う何かがそこから出てくるなんてリクは知らなかったのに、もう何度かこうなってしまっている。
少年は痙攣し続けるリクの身体を抱きしめたまま、リクの脚に性器を挟ませたまま、放った。
その呻く声をリクは好きだと思った。
その時だった。
「いるの?」
声がした。
少女の声だった。
リクは身体を強ばらせた。
二人全裸のまま、体液で汚れた身体で抱き合っている・・・。
いつも境内にある、まだ枯れてない井戸で身体をあらったり、タオルを濡らして拭ったりして帰るのだが、今は何の言い訳も出来ない姿なのに。
多分、鳥居のところにある、二人の自転車に気付いたのだ。
今日は珍しく自転車でここに来たから。
「リクと一緒なの?」
少女の声が近づいてくる。
リクは慌てて起き上がろうとした
少年が脱がせた服をつかんで。
逃げなければ。
見られたらダメだ。
でも。
逃げられなかった。
何故なら、少年がリクの腕を掴んで引き寄せたから。
何故?
リクは分からない。
少年にだってこの状況は良くないはず・・・。
リクは少年の顔に見たことがなかった表情を見て怯えた。
少年は顔を歪ませて、苦しそうで、でも笑っていたのだ。
「リク、 、どこにいるん?」
少女の声はすぐそこだった
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