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第22話

 「ごめん・・・ごめん・・・オレはリクと話をしたかったんや。こういうことするつもりやなかったんや」  アイツはリクの髪を撫でながらそう言った。    またアイツのが大きくなってるのがわかる。    リクももう何度も出したのに足りない。    リクは今は余計な言葉は要らなかった。   今だけは。    「もっと・・・もっと・・・して」  アイツの耳に囁いていた。  アイツの身体が、リクの声に震える。  「リク・・・リク・・・」  身体をひっくり返された。  うつぶせにされ、腰をもちあげられた。  アイツかどうしたいのかはわかっていた。  太股でアイツの硬くなってるそれを自ら挟み込む。  アイツの指がリクの穴を撫でたけど、それ以上のことはしなかった。  リクももう、男同士でどうするのかは良く知っている。    ネットは何でも教えてくれるからだ。  でも二人はしなかった。   あの頃のままで、身体を交わしたかったのだ。    「リク!!」  アイツが叫びながら動き始めた。  熱く濡れた堅いものがリクの会陰と性器をゴリゴリと擦る。  リクは声を上げる。    ぶつけられる衝撃に、体温に狂った。    擦られながら、胸を摘まんで回され、悦んだ。    「もっと・・・もっとぉ・・・いいっ、気持ちいい!!」  泣き叫んだ。  「   !!   !!」  アイツの名前を叫び続けた。    「可愛い・・・可愛い・・・可愛いすぎるんや!!」  アイツが怒鳴った。  「ぶち込みたい・・・くそったれ!!ああっ、クソっ!!」  壊れたようにそんなことを繰り返した。     でも。  そうされることはなかった。   リクが放った後、それでも止まらず擦り続けて、リクに潮を浮かせた後、やっとアイツも放ち・・・。  とりあえずリクは意識を手放すことにした。  起きていたくなんか、  なかった、  から  だった。  何も。  何も。  考えたく  なか  った。            

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